• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 B60M
管理番号 1046999
審判番号 不服2001-2720  
総通号数 23 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 実用新案審決公報 
発行日 2001-11-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2001-02-23 
確定日 2001-10-29 
事件の表示 平成 5年実用新案登録願第 1458号「モノレール式スロープカーにおける給電用架線のヒータ配設構造」拒絶査定に対する審判事件〔平成 6年 8月12日出願公開、実開平 6- 57727、請求項の数(1)〕について、次のとおり審決する。   
結論 原査定を取り消す。 本願の考案は、実用新案登録すべきものとする。
理由 本願は、平成5年1月25日の出願であって、その考案の要旨は、平成13年3月26日付けの手続補正書によって補正された実用新案登録請求の範囲に記載された事項により特定される、次のとおりのものであると認める。
「傾斜地に設置するレール(4)上にスロープカー(A)を載置し、
同スロープカー(A)のモータ(M)側に電力を供給するための給電用架線(W)をレール(4)に沿って架設すると共にスロープカー(A)のフレーム(9)側に集電シュウ(12)を設けてなるモノレール式スロープカーにおいて、
給電用架線(W)は、下方向に略コ字状に開口したハンガー(19)に、複数の条溝(14)(14)(14)を並設した合成樹脂製のシース(13)を支持させ、各条溝(14)(14)(14)中に架線(W 1)(W2)(W3)を収容し、各架線(W1)(W2)(W3)の下面にそれぞれ集電シュー(12)(12)(12)を摺接させ、
合成樹脂製のシース(13)の上面中央部に凹面部(13a)を形成する一方、同凹面部(13a)の直上方に位置するハンガー(19)の下面に凹部(19A)を形成して、同凹部(19A)と上記凹面部(13a)とを上下方向に対向状態となすと共に、両者間に輻射線伝達空間(S)を形成し、
上記凹部(19A)内には凍結防止用の加熱用ヒータ(23)を収容して、同加熱用ヒータ(23)より放出される輻射線を上記輻射線伝達空間(S)を通してシース(13)に伝達するようにしたことを特徴とするモノレール式スロープカーにおける給電用架線のヒータ配設構造。」
これに対し、原査定の拒絶の理由において引用された実願昭63-3680号(実開平1-107638号)のマイクロフィルム、特開昭56-95723号公報、実願昭63-131902号(実開平2-54642号)のマイクロフィルム、及び、実願昭47-95040号(実開昭49-52085号)のマイクロフィルムのいずれにも、本願考案の、
「合成樹脂製のシース(13)の上面中央部に凹面部(13a)を形成する一方、同凹面部(13a)の直上方に位置するハンガー(19)の下面に凹部(19A)を形成して、同凹部(19A)と上記凹面部(13a)とを上下方向に対向状態となすと共に、両者間に輻射線伝達空間(S)を形成し、
上記凹部(19A)内には凍結防止用の加熱用ヒータ(23)を収容して、同加熱用ヒータ(23)より放出される輻射線を上記輻射線伝達空間(S)を通してシース(13)に伝達するようにした」
点については、記載も示唆もされていない。
そして、本願考案は、前記構成により、
「シースは、合成樹脂製となして軽量かつコンパクトに成形すると共に電気絶縁性を確保しており、しかも、輻射線伝達空間を介して加熱用ヒータの輻射熱により保温されるようにして、熱伝導により直接加熱するようにはしていないため、合成樹脂製のシースが直接加熱により損壊等されるという不具合の発生を防止することができる。
そして、シースの直上方に形成した輻射線伝達空間を介して、同シースを保温状態に保つことができて、この点からも上記絶縁防止効果を良好に確保することができる。
さらに、加熱用ヒータはハンガーに直接保持されているために、シースを加熱用ヒータとは別個にハンガーから容易に取り外すことができると共に、加熱用ヒータは上記シースの取り外しの影響を受けることがなくて、その加熱機能を良好に確保することができ、この点からも上記絶縁防止効果を良好に確保することができる。」
という、明細書記載の効果を奏するものである。
したがって、本願考案は引用例に記載された考案に基いて当業者がきわめて容易に考案をすることができたものとすることはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
審決日 2001-09-17 
出願番号 実願平5-1458 
審決分類 U 1 8・ 121- WY (B60M)
最終処分 成立  
前審関与審査官 仲村 靖岩瀬 昌治▲高▼木 真顕  
特許庁審判長 大森 蔵人
特許庁審判官 紀本 孝
菅澤 洋二
考案の名称 モノレール式スロープカーにおける給電用架線のヒータ配設構造  
代理人 松尾 憲一郎  
  • この表をプリントする

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社   サービスに関しての問い合わせ