• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 査定不服 1項3号刊行物記載 取り消して特許、登録 B60R
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 B60R
管理番号 1051707
審判番号 不服2000-4754  
総通号数 26 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 実用新案審決公報 
発行日 2002-02-22 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2000-04-05 
確定日 2002-01-05 
事件の表示 平成 5年実用新案登録願第 69712号「トラック等のリアバンパ装置」〔平成 7年 7月14日出願公開、実開平 7- 37827、請求項の数(1)〕拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。   
結論 原査定を取り消す。 本願の考案は、実用新案登録すべきものとする。
理由 1.手続の経緯と本願請求項の考案
本願は、平成5年12月27日の出願であって、その考案は、本件審判請求後当審より通知した拒絶理由に対応して、平成13年11月16日付けで手続補正された明細書における実用新案登録請求の範囲の【請求項1】に記載された次のとおりのものであると認める。
「【請求項1】 車輛のシャーシ後部に回動可能に枢支したバンパステー(1)にリアバンパ(2)を取付けて成るリアバンパ装置において、上記バンパステー(1)を上方に回動させて上記リアバンパ(2)を荷台(3)に近接した上方退避位置へと移動させる回動手段を設け、さらに上記回動手段は、エアシリンダ(4)から成ると共に、当該エアシリンダ(4)は、上記リアバンパ(2)が上方退避位置に位置する状態において荷台(3)が傾動した場合に、荷台(3)の傾動によって上記バンパステー(1)が下方へと押されて回動することを許容するように設けられていることを特徴とするリアバンパ装置。」(以下、「本願考案」という。)
2.原査定の拒絶理由についての検討
これに対する原査定の拒絶理由の概要は、本願の考案は、本願出願前に頒布された刊行物である、特開昭52-62839号公報(引用文献1)に記載された考案に基づいて、当業者がきわめて容易に考案をすることができた、というものである。
そこで、上記原査定の拒絶理由について検討すると、上記の引用文献1には、本願考案の「エアシリンダは、リアバンパが上方退避位置に位置する状態において荷台が傾動した場合に、荷台の傾動によってバンパステーが下方へと押されて回動することを許容するように設けられている」という構成(以下、「相違点の構成」という。)の言及を欠く。
そして、本願考案では、上記相違点の構成を備えたものとすることによって、明細書の【考案の効果】の欄に記載されているとおり「後方からの衝突による自動車等の突入を防止する能力を十分に維持し、かつ必要に応じてリアバンパを上方へ待避させる機能も持っているので、およそ要求されるリアバンパの能力をすべて兼備できるようになり、極めて性能がよいリアバンパ装置を、簡単な構造で、かつ安価に提供できるようになる。また、必要に応じて上方へ待避させたリアバンパと傾動する荷台との干渉が避けられるようになる。」という効果を奏するとされるが、上記引用文献1をみても上記効果に係る技術的課題についての言及や示唆はない。
したがって、本願考案を、上記引用文献1に記載された考案に基づいて、当業者がきわめて容易に考案をすることができたものとはいえない。
3.当審で通知した拒絶理由についての検討
当審で通知した拒絶理由(平成13年9月11日付)の概要は、上記平成13年11月16日付け手続補正前の本願各請求項に係る考案は、本願出願前に頒布された刊行物である、実願平2-66361号(実開平4-24850号)のマイクロフィルム(引用文献2)に記載された考案であるか、又は上記引用文献1及び引用文献2に記載された考案に基づいて、当業者がきわめて容易に考案をすることができた、というものである。
そこで、上記当審で通知した拒絶理由について検討すると、上記引用文献2にも、上記引用文献1と同様、本願考案が備える上記相違点の構成の言及を欠く。
そして、本願考案では、上記相違点の構成を備えたものとすることによって、上記効果を奏するとされるが、上記各引用文献をみても上記相違点の構成や効果に係る示唆をしたものはない。
したがって、本願考案を、上記引用文献2に記載された考案とすることはできないし、上記引用文献1及び引用文献2に記載された考案に基づいて、当業者がきわめて容易に考案をすることができたものともいえない。
4.むすび
以上のとおり、本願については、原査定の拒絶理由によって拒絶すべきものとすることができない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
審決日 2001-12-07 
出願番号 実願平5-69712 
審決分類 U 1 8・ 113- WY (B60R)
U 1 8・ 121- WY (B60R)
最終処分 成立  
前審関与審査官 川本 真裕大山 健  
特許庁審判長 神崎 潔
特許庁審判官 溝渕 良一
鈴木 法明
考案の名称 トラック等のリアバンパ装置  
代理人 西森 正博  
  • この表をプリントする

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社   サービスに関しての問い合わせ