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審決分類 審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する F24C
管理番号 1055162
審判番号 訂正2001-39207  
総通号数 28 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 実用新案審決公報 
発行日 2002-04-26 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2001-11-15 
確定日 2002-01-17 
訂正明細書 有 
事件の表示 実用新案登録第2145699号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。   
結論 実用新案登録第2145699号に係る明細書及び図面を本件審判請求書に添付された訂正明細書及び図面のとおり訂正することを認める。
理由 1.請求の要旨
本件審判の請求の要旨は、実用新案登録第2145699号(平成2年5月7日出願、平成8年11月28日登録)の明細書について、次の(1)、(2)の訂正を求めるものである。
(1)実用新案登録請求の範囲の請求項1を「調理器本体内の加熱室の前面開口を開閉するドアと、このドアに設けられた係合爪と、上記調理器本体側に設けられ上記ドアの閉成時に上記係合爪が係合する爪係合部と、上記係合爪が上記爪係合部に係合した時に上記係合爪により付勢されるドアスイッチとからなる調理器において、上記ドアスイッチを上記係合爪に対して傾斜するように配置したことを特徴とする調理器。」を「調理器本体内の加熱室の前面開口を開閉するドアと、このドアに設けられた係合爪と、上記調理器本体側に設けられ上記ドアの閉成時に上記係合爪が係合する爪係合部と、上記係合爪が上記爪係合部に係合した時に上記係合爪により付勢されるドアスイッチとからなる調理器において、上記ドアスイッチは上記係合爪により直接付勢される構成で、且つ、上記ドアスイッチを上記係合爪に対して傾斜するように配置したことを特徴とする調理器。」に訂正する。
(2)明細書第2頁第20行?第3頁第1行の「本考案の調理器は、ドアスイッチを係合爪に対して傾斜するように配置したことを特徴とする。」を「本考案の調理器は、ドアスイッチは係合爪により直接付勢される構成で、且つ、ドアスイッチを係合爪に対して傾斜するように配置したことを特徴とする。」に訂正する。
2.当審の判断
そこで、上記訂正事項について検討する。
上記訂正事項(1)は、ドアスイッチと係合爪との関連構成について、訂正前の明細書第4頁第4?7行の「この第1ドアスイッチは、上記第1係合爪3の先端12により直接オン付勢される。」の記載及び第1図に記載された実施例に合わせて限定するものであり、実用新案登録請求の範囲の減縮を目的とするものである。
上記訂正事項(2)は、上記訂正事項(1)による実用新案登録請求の範囲の減縮に伴って、考案の詳細な説明の記載を訂正するものであって、明りょうでない記載の釈明を目的とするものである。
そして、上記各訂正は、願書に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内においてされたものであり、実質上、実用新案登録請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。
なお、審判請求人は、参考資料として「GoldStar MICROWAVEOVEN SERVICE MANUAL」(1989Printed in Korea)を提出しているが、該資料に記載された調理器において、「ドアスイッチは上記係合爪により直接付勢される構成で、且つ、上記ドアスイッチを上記係合爪に対して傾斜するように配置した」とした構成は見当たらず、本件実用新案登録に係る考案が、該資料に基づいて、当業者がきわめて容易に考案することができたものとすることはできない。
また、他に、訂正後における実用新案登録請求の範囲に記載されている事項により構成される考案が、実用新案登録出願の際独立して実用新案登録を受けることができない理由を発見しない。
したがって、本件審判の請求は、特許法等の一部を改正する法律(平成5年法律第26号)附則第4条第2項の規定により読み替えて適用される旧実用新案法第39条第1項ただし書きに掲げる事項を目的とし、かつ、同条第2項及び第3項の規定に適合する。 よって、結論のとおり審決する。
発明の名称 (54)【考案の名称】
調理器
(57)【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】調理器本体内の加熱室の前面開口を開閉するドアと、このドアに設けられた係合爪と、上記調理器本体側に設けられ上記ドアの閉成時に上記係合爪が係合する爪係合部と、上記係合爪が上記爪係合部に係合した時に上記係合爪により付勢されるドアスイッチとからなる調理器において、上記ドアスイッチは上記係合爪により直接付勢される構成で、且つ、上記ドアスイッチを上記係合爪に対して傾斜するように配置したことを特徴とする調理器。
【考案の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本考案は電子レンジ等の調理器に関する。
(ロ)従来の技術
第3図及び第4図は実開昭59-80603号公報等に示される従来の電子レンジに関する。加熱室の前面開口を開閉するドア20に係合爪21が設けられ、この係合爪21はドア閉成時に爪係合部22に係合し、これによ螢疋 0の閉成が保持される。そして、上記係合爪21は上記爪係合部22に係合した時にドアスイッチ23をオン付勢し、電子レンジが駆動可能状態となる。
この場合、上記ドアスイッチ23は第4図の如く上から見て上記係合爪21とほぼ一直線上に並び、上記係合爪21による上記ドアスイッチ23の付勢範囲はドアスイッチ23のスイッチノブ24の短い直線距離の狭いc範囲に限られており、ドア20の閉成時にドア20と加熱室前面開口周縁の加熱室前面板25との間に若干の遊び寸法bがあると、上記係合爪21が上記スイッチノブ24のc範囲からずれドアスイッチ23のオン付勢が行えなくなる。
(ハ)考案が解決しようとする課題
本考案は、ドアと加熱室前面板との間に若干の遊び寸法があっても係合爪によりドアスイッチを確実に付勢できるようにするものである。
(ニ)課題を解決するための手段
本考案の調理器は、ドアスイッチは係合爪により直接付勢される構成で、且つ、ドアスイッチを係合爪に対して傾斜するように配置したことを特徴とする。
(ホ)作用
ドアスイッチを係合爪に対して傾斜するように配置したことにより、上記係合爪による上記ドアスイッチの付勢範囲がドアスイッチのスイッチノブのほぼ対角線距離の長い範囲となり、ドアと加熱室前面板との間に若干の遊び寸法があっても上記係合爪はドアスイッチを確実に付勢する。
(へ)実施例
本考案実施例の電子レンジを第1図及び第2図を参照して説明する。電子レンジ本体1内の食品収納加熱室に対してこの加熱室の前面開口を開閉するドア2が設けられている。このドアには互いに連結されている一対の第1及び第2係合爪3、4が上下動自在に設けられており、これら係合爪3、4はスプリング5により下方付勢されている。一方、上記電子レンジ本体1内には上記ドア2の閉成時に上記第1及び第2係合爪3、4が係合する第1及び第2爪係合部6、7が設けられており、これによりドア2の閉成が保持される。上記第1及び第2爪係合部6、7はスイッチ取付板8に一体成形されており、このスイッチ取付板に取り付けられているスイッチとしては、第1、第2、第3ドアスイッチ9、10、11がある。この第1ドアスイッチは、上記第1係合爪3が上記第1爪係合部6に係合した時に、上記第1係合爪3の先端12により直接オン付勢される。上記第2ドアスイッチ10は、上記第2係合爪4が上記第2爪係合部7に係合した時に、上記スイッチ取付板8に一体である回動レバー13を介して付勢される。上記第3ドアスイッチ11は上記第2係合爪4が上記第2爪係合部7に係合した時に上下動レバー14を介して付勢される。
ここで、上記第1ドアスイッチ9が本考案の特徴的部分であり、上記第1ドアスイッチ9は上記第1係合爪3に対して傾斜するように配置されている。これにより、上記第1ドアスイッチ9は第2図に示す如く上から見て上記第1係合爪3による付勢範囲がスイッチノブ15のほぼ対角線距離の長い範囲aとなり、ドア2と加熱室前面板16との間に若干の遊び寸法bがあっても上記第1係合爪3は第1ドアスイッチ9を確実に付勢する。
(ト)考案の効果
本考案によれば、ドアと加熱室前面板との間に若干の遊び寸法があっても係合爪によりドアスイッチを確実に付勢でき、ドアスイッチの付勢精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例電子レンジの要部側面断面図、第2図は第1図のB-B′線断面図、第3図は従来例の電子レンジの要部側面断面図、第4図は第3図のA-A′線断面図である。
1……電子レンジ本体、2……ドア、3……第1係合爪、6……第1爪係合部、9……第1ドアスイッチ。
訂正の要旨 訂正事項(1)
実用新案登録請求の範囲の請求項1の「調理器本体内の加熱室の前面開口を開閉するドアと、このドアに設けられた係合爪と、上記調理器本体側に設けられ上記ドアの閉成時に上記係合爪が係合する爪係合部と、上記係合爪が上記爪係合部に係合した時に上記係合爪により付勢されるドアスイッチとからなる調理器において、上記ドアスイッチを上記係合爪に対して傾斜するように配置したことを特徴とする調理器。」を「調理器本体内の加熱室の前面開口を開閉するドアと、このドアに設けられた係合爪と、上記調理器本体側に設けられ上記ドアの閉成時に上記係合爪が係合する爪係合部と、上記係合爪が上記爪係合部に係合した時に上記係合爪により付勢されるドアスイッチとからなる調理器において、上記ドアスイッチは上記係合爪により直接付勢される構成で、且つ、上記ドアスイッチを上記係合爪に対して傾斜するように配置したことを特徴とする調理器。」に訂正する。
訂正事項(2)
明細書第2頁第20行?第3頁第1行の「本考案の調理器は、ドアスイッチを係合爪に対して傾斜するように配置したことを特徴とする。」を「本考案の調理器は、ドアスイッチは係合爪により直接付勢される構成で、且つ、ドアスイッチを係合爪に対して傾斜するように配置したことを特徴とする。」に訂正する。
審決日 2002-01-04 
出願番号 実願平2-47772 
審決分類 U 1 41・ 851- Y (F24C)
最終処分 成立  
前審関与審査官 蓮井 雅之  
特許庁審判長 大槻 清寿
特許庁審判官 井上 茂夫
岡本 昌直
登録日 1996-11-28 
登録番号 実用新案登録第2145699号(U2145699) 
考案の名称 調理器  
代理人 山口 隆生  
代理人 山口 隆生  
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