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審決分類 審判 全部申し立て   E03F
管理番号 1015004
異議申立番号 異議1998-70532  
総通号数 11 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 実用新案決定公報 
発行日 2000-11-24 
種別 異議の決定 
異議申立日 1998-01-29 
確定日 2000-03-02 
異議申立件数
訂正明細書 有 
事件の表示 実用新案登録第2542624号「排水桝」の実用新案に対する異用新案登録異議の申立てについて、次のとおり決定する。   
結論 訂正を認める。 実用新案登録第2542624号の実用新案登録を維持する。
理由 〔I〕手続の経緯
本件実用新案登録第2542624号の請求項1に係る考案は、平成1年8月22日に実用新案登録出願され、平成9年4月25日に実用新案権の設定登録がなされた後、上野和信により実用新案登録異議の申立てがなされ、その後、平成10年5月18日付けで取消理由通知がなされ、更に平成11年5月10日付けで取消理由通知がなされ、その指定期間内に平成11年7月30日付けで訂正請求がなされ、更に、訂正拒絶理由通知がなされ、その指定期間内の平成11年11月11日に訂正請求に対し補正がなされたものである。
〔II〕訂正請求及び訂正請求に対する補正について
1.訂正請求に対する補正について
(1)補正の内容
イ.訂正請求書に添付した明細書(以下、「訂正明細書」という。)の実用新案登録請求の範囲の「かつ下方にトラップ接続口を差出し、」を、「かつ本体底部から下方にトラップ接続口を差出し、本体底部の本流と枝流との合流部分および該トラップ接続口は点検筒受口部の内径範囲の内側に臨出しており、」と補正する。
ロ.訂正明細書の2頁10?11行の「かつ下方にトラップ接続口(62)Bを差出し、」を、「かつ本体(2)B底部から下方にトラップ接続口(62)Bを差出し、本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは点検筒受口部(3)Bの内径範囲の内側に臨出しており、」と補正する。
ハ.訂正明細書の2頁19?20行の「かつトラップ接続口(62)Bには」を、「かつ本体(2)B底部のトラップ接続口(62)Bには」と補正し、同頁22行の「点検時には」を、「本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは点検筒受口部(3)Bの内径範囲の内側に臨出しているので、点検時には」と補正し、同頁23行の「合流部分、」を、「合流部分(61)C、」と補正する。
ニ.訂正明細書の3頁12行の「本体(2)B底部から差出される脚部(21)Bとからなる。」を、「本体(2)B底部から差出される脚部(21)Bとからなり、第1図に示すように本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは該点検筒受口部(3)Bの内径範囲に臨出している。」と補正する。
ホ.訂正明細書3頁25行の「そして点検時には点検筒(14)から」を、「そして本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは点検筒受口部(3)Bの内径範囲の内側に臨出しているので、点検時には点検筒(14)から」と補正する。
へ.訂正明細書4頁6行に、「(61)C・・・・合流部分」を挿入する。
ト.第1図を補正する。
(2)補正の適否について
実用新案権者が行った訂正請求に対する補正イ?トは、訂正明細書を基準とし、実用新案登録請求の範囲を減縮し又は明りょうでない記載の釈明を行うものである。そして、これらの補正は、訂正明細書又は図面に記載した事項の範囲内の補正であって、しかも、訂正明細書の実用新案登録請求の範囲を実質上拡張し又は変更するものではないから、訂正請求書の要旨を変更するものではなく、特許法等の一部を改正する法律(平成6年法律第116号)附則9条2項の規定により準用する特許法120条の4第3項の規定により更に準用する同法131条2項の規定に適合するので、これらの補正を採用する。
2.訂正請求について
(1)訂正請求の内容
補正された訂正請求の内容は、下記事項からなる。
a.明細書の実用新案登録請求の範囲の「上端に点検筒受口部を設けた本体の左右に一対の本管受口部を差出し、更に側方に枝流導入管受口部を差出し、下方にトラップ接続口を差出し、該トラップ接続口には水平方向に回動可能にU字トラップを接続し、該枝流導入管受口部にはトラップが介在する枝流導入管が接続され、該U字トラップにはトラップが介在しない枝流導入管が接続されることを特徴とする排水桝」を、
「上端に点検筒受口部を設けた本体の左右に一対の本管受口部を差出し、更に該本体の一方の側においては側方に枝流導入管受口部を差出しかつ本体底部から下方にトラップ接続口を差出し、本体底部の本流と枝流との合流部分および該トラップ接続口は点検筒受口部の内径範囲の内側に臨出しており、該トラップ接続口には水平方向に回動可能にU字トラップを接続し、該枝流導入管受口部にはトラップが介在する枝流導入管が接続され、該U字トラップにはトラップが介在しない枝流導入管が接続されることを特徴とする排水桝。」と訂正する。
b.明細書3頁5?15行の「本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、上端に点検筒受口部(3)Bを設けた本体(2)Bの左右に一対の本管受口部(4)B,(5)Bを差出し、更に側方に枝流導入管受口部(61)Bを差出し下方にトラップ接続口(62)Bを差出し、該トラップ接続口(62)Bには水平方向に回動可能にU字トラップ(12)を接続し、該枝流導入管受口部(61)Bにはトラップが介在する枝流導入管(7)が接続され、該U字トラップ(12)にはトラップが介在しない枝流導入管(8)が接続される排水桝(1)Bを提供するものである。」を、「本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、上端に点検筒受口部(3)Bを設けた本体(2)Bの左右に一対の本管受口部(4)B,(5)Bを差出し、更に該本体(2)Bの一方の側においては側方に枝流導入管受口部(61)Bを差出しかつ本体(2)B底部から下方にトラップ接続口(62)Bを差出し、本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは点検筒受口部(3)Bの内径範囲の内側に臨出しており、該トラップ接続口(62)Bには水平方向に回動可能にU字トラップ(12)を接続し、該枝流導入管受口部(61)Bにはトラップが介在する枝流導入管(7)が接続され、該U字トラップ(12)にはトラップが介在しない枝流導入管(8)が接続される排水桝(1)Bを提供するものである。」と訂正する。
c.明細書3頁17行?4頁9行の「本考案の排水桝(1)Bは本体(2)Bの点検筒受口部(3)Bに点検筒(14)を接続し、該点検筒(14)は上端部を地面に開口させ、左右一対の本管受口部(4)B,(5)Bに上流側本管(9)、下流側本管(10)を夫々接続し、枝流導入管受口部(61)Bにはトラップが介在する枝流導入管(7)を接続しトラップ接続口(62)BにはU字トラップ(12)を介してトラップが介在しない枝流導入管(8)を接続する。この際枝流導入管(8)の接続位置に対応してU字トラップ(12)を水平方向に回動させる。点検時には点検筒(14)から本体(2)Bをのぞけば、本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分、U字トラップ(12)の接続部分が容易に観察出来る。」を、「本考案の排水桝(1)Bは本体(2)Bの点検筒受口部(3)Bに点検筒(14)を接続し、該点検筒(14)は上端部を地面に開口させ、左右一対の本管受口部(4)B,(5)Bに上流側本管(9)、下流側本管(10)を夫々接続し、該本体(2)Bの一方の側において、枝流導入管受口部(61)Bにはトラップが介在する枝流導入管(7)を接続しかつ本体(2)B底部のトラップ接続口(62)BにはU字トラップ(12)を介してトラップが介在しない枝流導入管(8)を接続する。この際枝流導入管(8)の接続位置に対応してU字トラップ(12)を水平方向に回動させる。本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは点検筒受口部(3)Bの内径範囲の内側に臨出しているので、点検時には点検筒(14)から本体(2)Bをのぞけば、本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)C、U字トラップ(12)の接続部分が容易に観察出来る。」と訂正する。
d.明細書5頁11行の「に差出される一対の本管受口部(4)B,(5)Bと、側」を、「に差出される一対の本管受口部(4)B,(5)Bと、該と該排水桝(1)Bの一方の側において側」と訂正する。
e.明細書5頁13?14の「該本体(2)B底部から差出される脚部(21)Bとからなる。」を、「該本体(2)B底部から差出される脚部(21)Bとからなり、第1図に示すように本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは該点検筒受口部(3)Bの内径範囲に臨出している。」と訂正する。
f.明細書6頁14?18行の「そして点検時には点検筒(14)から本体(2)Bをのぞけば、本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分、U時トラップ(12)の接続部分が容易に観察出来、点検、清掃に非常に便利である。」を、「そして本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは点検筒受口部(3)Bの内径範囲の内側に臨出しているので、点検時には点検筒(14)から本体(2)Bをのぞけば、本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分、U字トラップ(12)の接続部分が容易に観察出来、点検、清掃に非常に便利である。」と訂正する。
g.明細書7頁11行に、「(61)C・・・・合流部分、」を挿入する。
h.第1図を、訂正図面のとおりに訂正する。
(2)訂正の適否について
(2-1)訂正の目的の適否、新規事項の有無及び拡張・変更の存否
訂正aは、「側方に枝流導入管受口部を差出す」の「側方」は、本体の一方の側であり、更に、「下方にトラップ接続口を差出し」の「下方」は、本体の一方の側であると共に本体底部からであることに限定すると共に、本流と枝流の合流部分及びトラップ接続口と点検筒受け口部との位置関係を明りようにするものであって、実用新案登録請求の範囲の減縮、及び明りようでない記載の釈明を目的とするものであり、この訂正は、第1図及び第5図の記載に基づくものである。
また、訂正b?hは、いずれも、実用新案登録請求の範囲の訂正に伴い、実用新案登録請求の範囲の記載と整合させるために行う訂正であって、明りようでない記載の釈明を目的とするものである。
そして、訂正a?hは、願書に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であり、実質上実用新案登録請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。
(2-2)独立実用新案登録要件について
▲1▼訂正明細書の請求項1に係る考案
訂正明細書の請求項1に係る考案は、訂正明細書の実用新案登録請求の範囲に記載された次のとおりのものと認める。
「上端に点検筒受口部を設けた本体の左右に一対の本管受口部を差出し、更に該本体の一方の側においては側方に枝流導入管受口部を差出しかつ本体底部から下方にトラップ接続口を差出し、本体底部の本流と枝流との合流部分および該トラップ接続口は点検筒受口部の内径範囲の内側に臨出しており、該トラップ接続口には水平方向に回動可能にU字トラップを接続し、該枝流導入管受口部にはトラップが介在する枝流導入管が接続され、該U字トラップにはトラップが介在しない枝流導入管が接続されることを特徴とする排水桝。」
▲2▼引用刊行物の記載事項
平成11年5月10日付けで通知された取消理由で引用した刊行物1?3には、下記事項が記載されている。
刊行物1(実願昭58-204903号(実開昭60-107173号)のマイクロフイルム)には、排水装置に関し、
「本考案は各家庭から流された排水を排水管から地中に埋設された排水主管へ排出する排水装置に関するものである。」(明細書1頁16?18行)、
「本考案は・・・建物と塀との問の設置場所が狭いところであっても支障なくトラップを設けることができ、しかもトラップ内の掃除が簡単に行える排水装置を提供することを目的とするものである。」(同2頁17行?3頁1行)、
「地中に埋設された排水主管に接続管を接続して接続管の上端開口部を地上へ開口させ、上端が開口する流出管部を接続管内に配して接続管と流出管部とを一体に形成すると共に流出管部より接続管の外側方へ流入管部を連出し、流入管部に先端が上方へ延出された延出管を接続して流出管部、流入管部及び延出管とでトラップを形成し、このトラップの延出管にエルボを介して排水管を接続して成る排水装置。」(実用新案登録請求の範囲)、
「ここで、延出管(6)の先端は鉛直上方へ向いており、かつエルボ(8)は延出管(6)に回動自在に接続されているために、エルボ(8)を水平方向へ自由に回動ずることができ、例えば第3図で示したように排水管(1)に対して直角方向ヘエルボ(8)を接続して排水管(9)と接続することができるものである。」(同5頁17行?6頁3行)、
「第7図から第12図の実施例においては、トラップ(7)の流入管部(5)をチーズ(14)の外側から斜め上方へ連出すると共に流入管部(5)に45。屈曲した延出管(6)を接続するようにしたもので、略V字状に屈曲形成されたトラップ(7)で排水Wを溜めて悪臭の逆流を防止し、また排水W中の汚物をトラップ(7)内に沈殿除去することができるのはもちろんのこと、このトラップ(7)においても流出管部(4)の開口はチーズ(14)内にて接続管(2)の開口部(3)側を向いているために掃除用具の挿入が容易でトラップ内の掃除が簡単に行なえるものである。また、排水主管(1)内の汚物はトラップ(7)の流出管部(4)へ入ることがないものである。さらに第11図のものはトラップ(7)の流出管部(4)の上側にてチーズ(14)の接続部(16)に傾斜面(20)を形成したものであり、第12図のものはチーズ(14)の側面に排水主管(1)と直交する方向へ分岐管(21)を連出したものである。」(同7頁10行?8頁7行)、の記載がある。
そして、上記チーズ(14)の上端開口部が、点検筒受口部を構成していることは明らかである。
これらの記載と第4図?第12図の記載からみて、刊行物1には、上端に点検筒受口部を設けたチーズ14の左右に一対の排水主管受口部を差出し、更に該チーズ14の側方に分岐管21を差出し、かつチーズ14の分岐管21の上方に、分岐管21と直交する方向で排水主管受口部と平行に流出管部4、流入管部5及び延出管部6とでU字トラップ7を形成し、該分岐管21にはトラップが介在する枝流導入管が接続され、該U字トラップ7にはトラップが介在しない枝流導入管が接続される排水装置、が記載されているものと認める。
刊行物2(実願昭59-131945号(実開昭61-50168号)のマイクロフイルム)には、トラップ排水装置に関し、
「排水主管2は地中に埋設され、トラップ3を接続する部分に継手7を設けてある。この継手7には側方に突出するエルボ状の連結管8を設けると共に上方に突出する接続筒9を設けてある。」(明細書3頁18行?4頁1行)、
「トラップ3はU字管状に形成され、トラップ3の一端を連結管8の先端に連結してある。かかるトラップ3の一端を連結管8の先端に連結するとき連結管8に対してトラップ3を回動調整できて排水主管2に対してトラップ3の角度を任意の角度にできる。」(同4頁7行?同12行)の記載がある。また、第8図には、掃除口4´の内径範囲の内側に臨出してトラップ3が開口する記載がある。
刊行物3(実願昭62-13556号(実開昭63-121673号)のマイクロフイルム)にはトラップますに関し、
「小口径ますの底部の略中央に、排水管の半径より若干高い堰堤を突設し、該堰堤の一方の側に排水本管用流路を形成し、他方の側に該底部より上方に向け開口したUトラップを設けたトラップますであって、該底部に、該Uトラップのます用挿し口を回動自在に挿入するための若干大径のトラップ用受け口を形成し、該受け口と該挿し口との間に上下方向に設けたブッシュに挟まれたOリングを介在させることにより、該小口径ますに対し該Uトラップを常時回動可能としたトラップます。」(実用新案登録請求の範囲)、
「10は小口径ます本体で、上部受け口10aに、口径100mmφの、第4図に示すような掃除口用分岐管(7)を挿入し掃除口兼点検口にしている。該本体10の底部の、第1図における略中央には、排水本管6の流れ方向、すなわち、排水本管6用の受け口9,9」(4頁14?19行)及び第1図の記載がある。
▲3▼対比・判断
訂正明細書の請求項1に係る考案と刊行物1記載の考案を対比すると、刊行物1記載の考案の「チーズ14」、「排水主管受口部」、「分岐管21」、「排水装置」は、それぞれ訂正明細書の請求項1に係る考案の「本体」、「本管受口部」、「枝流導入管受口部」、「排水桝」に相当するから、両者は、上端に点検筒受口部を設けた本体の左右に一対の本管受口部を差出し、本体の側方に枝流導入管受口部を差出し、本体にU字トラップを設け、枝流導入管受口部にはトラップが介在する枝流導入管が接続され、U字トラップにはトラップが介在しない枝流導入管が接続される排水桝、である点で共通するが、
訂正明細書の請求項1に係る考案は、「本体の一方の側においては側方に枝流導入管受口部を差出しかつ本体底部から下方にトラップ接続口を差出し、本体底部の本流と枝流との合流部分および該トラップ接続口は点検筒受口部の内径範囲の内側に臨出しており、該トラップ接続口には水平方向に回動可能にU字トラップを接続し」ているのに対し、刊行物1記載の考案は、本体の枝流導入管受口部の上方に、枝流導入管受口部と直交する方向で排水主管受口部と平行に流出管部4、流入管部5及び延出管部6とでU字トラップ7を形成した点で相違している。
上記相違点について検討する。
刊行物2には、上端に接続筒9(点検筒受口)を設けた継手7(本体)の左右に一対の排水主管2(本管)受口部を差出し、継手7(本体)に設けた連結管8の先端(トラップ接続口)にトラップ3(U字トラップ)を水平方向に回動可能に接続するトラップ排水装置(排水桝)、が記載されているが、該トラップ排水装置(排水桝)は、該連結管8の先端(トラップ接続口)が接続筒9(点検筒受口部)の内径範囲の内側に臨出しておらず、また継手7(本体)の側方に枝流導入管受口部を差出したものではない。
刊行物3には、上端に上部受け口10a(点検筒受口部)を設けた本体の左右に一対の本管受口部を差出し、更に本体底部から下方にトラップ用受け口21(トラップ接続口)を差出し、トラップ用受け口21(トラップ接続口)は上部受け口10a(点検筒受口部)の内径範囲の内側に臨出しており、トラップ用受け口21(トラップ接続口)には水平方向に回動可能にU字トラップを接続し、U字トラップにはトラップが介在しない枝流導入管が接続されるようにしたトラップます(排水桝)、が記載されているが、該トラップます(排水桝)は本体の側方に枝流導入管受口部を差出したものではない。
結局、刊行物2及び3には、上記相違点で挙げた訂正明細書の請求項1に係る考案の「本体の一方の側においては側方に枝流導入管受口部を差出しかつ本体底部から下方にトラップ接続口を差出し、本体底部の本流と枝流との合流部分および該トラップ接続口は点検筒受口部の内径範囲の内側に臨出しており、該トラップ接続口には水平方向に回動可能にU字トラップを接続し」の構成は記載されていないし、示唆もされていない。
そして、訂正明細書の請求項1に係る考案は、上記構成を備えることにより、「本体底部の本流と枝流との合流部分および該トラップ接続口は点検筒受口部の内径範囲の内側に臨出しているので、点検時には点検筒から本体をのぞけば、本体底部の本流と枝流との合流部分、U字トラップ接続部分が容易に観察出来、点検、清掃に非常に便利であり、トラップの介在しない枝流導入管をトラップが介在する枝流導入管に干渉しないようにしながら配管の自由度を大きくできる」という効果を奏するものと認められる。
したがって、訂正明細書の請求項1に係る考案は、刊行物1?3に記載の考案に基いて当業者がきわめて容易に考案をすることができたものとすることはできない。
よって、訂正明細書の請求項1に係る考案は、実用新案登録出願の際独立して実用新案登録を受けることができるものである。
(2-3)まとめ
以上のとおりであるから、訂正a?hは、特許法等の一部を改正する法律(平成6年法律116号)附則9条2項の規定により準用され、同附則10条1項の規定によりなお従前の例によるとされる特許法第120条の4第2項及び同条第3項で準用する同法第126条第2?4項の規定に適合するので、本件訂正請求を認める。
〔III〕実用新案登録異議の申立について
1.本件請求項1に係る考案
本件請求項1に係る考案は、訂正明細書の実用新案登録請求の範囲の請求項1に記載されたとおりのものと認める。(上記〔II〕2.(2-2)▲1▼参照。)
2.申立の理由の概要
実用新案登録異議申立人・上野和信は、甲第1?第3号証を提出するとともに、周知技術に関する刊行物を提示し、本件請求項1に係る考案は、甲第1?第3号証に記載の考案に基いて当業者がきわめて容易に考案をすることができたものであるから、実用新案法第3条2項の規定により実用新案登録を受けることができないものであり、その実用新案登録を取消すべきである旨主張している。
3.甲各号証の記載事項
甲第1号証(実願昭62-27061号(実開昭63-136082号)のマイクロフイルム)には、排水ますに関し、
「この考案は、・・・まっすぐな主溝部により形成される主流路に対し、二つの枝溝部により形成される二つの集合流路が主流路の片側から集合するようにすることによって、排水ますの片側にある二つの水回り個所から出る雑排水を一つの排水ますによって処理できるようにすることを目的とする。」(明細書5頁5?11行)、
「第1?3図は本考案の実施例による排水ますAを示している。排水ますAは、有底部材10の内部の偏心個所にまっすぐな主流路を形成する主溝部11を有し、この主溝部11に連通する二つの主管接続口12,13が有底部材10の外壁の二個所に互いに反対側を向く状態で設けられている。上記二っの主管接続口12,13の相互管の外壁には上記主管接続口12,13に対して直交する方向を向く第一枝管接続口14が設けられ、この第一枝管接続口14と主管接続口12の相互管の外壁には上記第一枝管接続口に対して45度の方向を向く第二枝管接続口15が設けられている。16は第一枝管接続口14と主管接続口11とをつなぐ第一枝溝部、17は第二枝管接続口15と主管接続口11とをつなぐ第二枝溝部である。」(同6頁16行?7頁10行)の記載がある。
そして、上記有底部材10の上端は、点検筒受口部を構成していることは明らかである。
甲第2号証(実願昭60-81240号(実開昭61-198387号)のマイクロフイルム)には、トラップ桝に関し、
「本考案は・・・トラップ機能を有するインバート桝を小形にでき、かつ掃除が容易にできるトラップ桝を提供するものである。」(明細書2頁14?17行)、
「本考案のトラップ桝は桝本体のインバート部に排水本管を接続するとともに接続口に台所、風呂場などの汚水流入枝管にU字状のトラップを接続し、このトラップの先端を桝本体の接続口に接続する。そして流入枝管から流入された汚水は、越流壁を越流してインバート部に流出し、トラップの先端は常に水封され、臭気が流入枝管に逆流することがない。またトラップの掃除も接続口の上方に流入枝管が存在しないため、掃除が容易にできるものである。」(同3頁5?14行)、
「本考案の一実施例の構成を図面第1図および第2図について説明する。1は合成樹脂にて成型された桝本体で、上面が開口された略円筒形状に構成され、この桝本体1の底部一側には、インバート部2が一体に形成され、このインバート部2の両側には本管の接続部3,4が形成されている。そしてこの桝本体1の底部の他側は前記インバート部2に向って下方に傾斜した傾斜面5に形成され、この傾斜面5に接続口6が下方の向って開口され、この接続口6の桝本体1の底面内側の開口縁部が越流部7となっている。・・・桝本体1の本管接続部3,4に本管を接続し、また桝本体1の底面接続口6にU字状のトラップ10の一端を嵌合接続して接着剤で固着する。」(同3頁16行?4頁13行)の記載がある。
そして、上記桝本体1の上端は、点検筒受口部を構成していることは明らかである。
甲第3号証(実願昭58-204903号(実開昭60-107173号)のマイクロフイルムは、刊行物1と同一であり、先に示した事項が記載されている。(〔II〕2.(2-2)▲2▼参照。)
4.対比・判断
本件請求項1に係る考案と甲第3号証(刊行物1)に記載された考案との相違点、一致点は、上記〔II〕2.(2-2)▲3▼に記載したとおりである。
そこで、上記相違点について検討すると、甲第1号証には、上端に点検筒受口部を設けた有底部材10(本体)の左右に一対の主管接続口12,13(本管受□部)を差出し、更に該有底部材10(本体)の一方の側においては側方に二つの枝管接続口14,15(枝流導入管受口部)を差出し、有底部材10(本体)底部の本流と枝流との合流部分は点検筒受口部の内径範囲の内側に臨出しており、該二つの枝流導入管受口部にはトラップが介在する枝流導入管が接続される排水桝、が記載されているが、該排水桝は、トラップ接続口を有するものではない。また、甲第2号証には、上端に点検筒受口部を設けた桝本体の左右に一対の本管接続部(本管受口部)を差出し、本体底部から下方にトラップ接続口を差出し、該トラップ接続口は点検筒受口部の内径範囲の内側に臨出しており、該トラップ接続口にはU宇トラップを接続し、該U字トラップにはトラップが介在しない枝流導入管が接続される排水桝、が記載されているが、該排水桝は、本体の側方に枝流導入管受口部を差出してはいない。
結局、甲第1及び第2号証には、相違点で挙げた本件請求項1に係る考案の構成は記載されていないし、示唆もされていない。
また、周知例として提示された実開昭61-50168号公報(刊行物2参照)、実開昭63-165386号公報、実開昭63-165388号公報、実開平1-24173号公報には、上記甲第2号証の記載事項以上の記載は認められない。
そして、本件請求項1に係る考案は、上記構成を備えることにより上記〔II〕2.(2-2)▲3▼に記載した効果を奏するものと認められる。
したがって、本件請求項1に係る考案は、甲第1?第3号証に記載の考案に基いて当業者がきわめて容易に考案をすることできたものとすることはできない。
5.むすび
以上のとおりであるから、実用新案登録異議申立人の主張する理由及び提出した証拠方法によっては、本件請求項1に係る考案の実用新案登録を取消すことはできない。
また、他に本件請求項1に係る考案の実用新案登録を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
発明の名称 (54)【考案の名称】
排水桝
(57)【実用新案登録請求の範囲】
上端に点検筒受口部を設けた本体の左右に一対の本管受口部を差出し、更に該本体の一方の側においては側方に枝流導入管受口部を差出しかつ本体底部から下方にトラップ接続口を差出し、本体底部の本流と枝流との合流部分および該トラップ接続口は点検筒受口部の内径範囲の内側に臨出しており、該トラップ接続口には水平方向に回動可能にU字トラップを接続し、該枝流導入管受口部にはトラップが介在する枝流導入管が接続され、該U字トラップにはトラップが介在しない枝流導入管が接続されることを特徴とする排水桝
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は例えば宅地内排水を宅地内排水本管に合流させるために用いられる排水桝に関するものである。
〔従来の技術〕
従来は第8図(イ)に示すように排水桝(1)は上端に点検筒受口部(3)を設けた筒状本体(2)と、該本体(2)の左右に差出される一対の本管受口部(4),(5)と、更に側方に差出される枝流導入管受口部(6)とからなる構成、あるいは第8図(口)に示すように排水桝(1)Aにあっては上端に点検筒受口部(3)Aを設けた筒状本体(2)Aと、該本体(2)Aの左右に差出される一対の本管受口部(4)A,(5)Aと、更に側方に差出されるトラップ接続口(6)Aとからなる構成を有するものが提供されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
宅地内排水を本管に導入する枝流導入管には台所、トイレ、洗面所等の排水源に直近してトラップが設けられるものと、トラップが設けられていないものとがある。そこで上記従来構成においては、例えば二本の宅地内排水を導入する枝流導入管(7),(8)を宅地内排水本管(9),(10),(11)に接続するには、上記排水源に直近してトラップが介在する枝流導入管(7)は二重トラップ配管を避けるために排水桝(1)を介し、トラップが介在しない枝流導入管(8)は管継手(13)、U字トラップ(12)および排水桝(1)Aを介する。そして排水桝(1),(1)Aの点検筒受口部(3),(3)Aには夫々蓋(15)を付した点検筒(14)が接続され、該点検筒(14)の上端は地面に開口する。このように排水桝(1),(1)Aが二個必要であることはそれだけ部材数が多くなってコストアップになり、また埋設、配管の手間が二倍になり、更に埋設スペースも二倍確保しなければならないと云う問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、上端に点検筒受口部(3)Bを設けた本体(2)Bの左右に一対の本管受口部(4)B,(5)Bを差出し、更に該本体(2)Bの一方の側においては側方に枝流導入管受口部(61)Bを差出しかつ本体(2)B底部から下方にトラップ接続口(62)Bを差出し、本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは点検筒受口部(3)Bの内径範囲の内側に臨出しており、該トラップ接続口(62)Bには水平方向に回動可能にU字トラップ(12)を接続し、該枝流導入管受口部(61)Bにはトラップが介在する枝流導入管(7)が接続され、該U字トラップ(12)にはトラップが介在しない枝流導入管(8)が接続される排水桝(1)Bを提供するものである。
〔作用〕
本考案の排水桝(1)Bは本体(2)Bの点検筒受口部(3)Bに点検筒(14)を接続し、該点検筒(14)は上端部を地面に開口させ、左右一対の本管受口部(4)B,(5)Bに上流側本管(9)、下流側本管(10)を夫々接続し、該本体(2)Bの一方の側において、枝流導入管受口部(61)Bにはトラップが介在する枝流導入管(7)を接続しかつ本体(2)B底部のトラップ接続口(62)BにはU字トラップ(12)を介してトラップが介在しない枝流導入管(8)を接続する。この際枝流導入管(8)の接続位置に対応してU字トラップ(12)を水平方向に回動させる。本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは点検筒受口部(3)Bの内径範囲の内側に臨出しているので、点検時には点検筒(14)から本体(2)Bをのぞけば、本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)C、U字トラップ(12)の接続部分が容易に観察出来る。
〔考案の効果〕
したがって本考案においてはトラップが介在する枝流導入管とトラップが介在しない枝流導入管とが一つの排水桝で宅地内排水本管に接続されるので、それだけ部材数が少なくなりコストダウンが出来、また埋設、配管の手間も半減し、埋設スペースも略半分に縮小される。またU字トラップは水平方向で回動可能にされているので、トラップが介在しない枝流導入管の接続位置は広範囲に対応出来、配管の自由度が大きくなるし、更にトラップが介在しない枝流導入管からの排水の流入はU字トラップを介して排水桝本体の下方から行なわれるので、U字トラップにたまっている水のヘッド圧は該枝流導入管に全く及ぼされず、該枝流導入管からの排水は円滑に排水桝内に流入する。更に点検、清掃も確実かっ容易に行なうことが出来る。
〔実施例〕
本考案を第1図?第7図に示す一実施例によって説明すれば、排水桝(1)Bは点検筒受口部(3)Bを上端に設けた筒状本体(2)Bと、該本体(2)Bの左右に差出される一対の本管受口部(4)B,(5)Bと、該排水桝(1)Bの一方の側において側方に差出される枝流導入管受口部(61)Bと、下方に差出されるトラップ接続口(62)Bと、該本体(2)B底部から差出される脚部(21)Bとからなり、第1図に示すように本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは該点検筒受口部(3)Bの内径範囲に臨出している。
該排水桝(1)Bは土中に埋設されるが、第5図?第7図に示すように点検筒受口部(3)Bには点検筒(14)を接続し、左右一対の本管受口部(4)B,(5)Bには上流側本管(9)、下流側本管(10)を夫々接続し、枝流導入管受口部(61)Bには枝流導入管(7)を接続し、トラップ接続口(62)BにはU字トラップ(12)および管継手(13)を介して枝流導入管(8)を接続する。そして該点検筒(14)の上端部には地面Gに開口して蓋(15)が被着され、該枝流導入管(7)にはトラップ(16)が介在して例えば手洗器、洗面器の排水口に連絡し、枝流導入管(8)は例えばバスルームの排水口に連絡する。該U字トラップ(12)は排水桝(1)Bのトラップ接続口(62)Bに水平方向で回動可能に接続され、枝流導入管(8)の接続位置に応じて該U字トラップ(12)を回動させる。
上記したように本考案は一つの排水桝(1)Bでトラップ(16)が介在する枝流導入管(7)とトラップが介在しない枝流導入管(8)とを宅地内排水本管(9),(10)に接続することが出来る。そして本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは点検筒受口部(3)Bの内径範囲の内側に臨出しているので、点検時には点検筒(14)から本体(2)Bをのぞけば、本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分、U字トラップ(12)の接続部分が容易に観察出来、点検、清掃に非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図?第7図は本考案の一実施例を示すものであり、第1図は平面図、第2図は正面図、第3図は右側面図、第4図は左側面図、第5図は配管状態の第2図におけるA-A断面図、第6図は配管状態の第2図におけるB-B断面図、第7図は配管状態説明図、第8図は従来の配管状態説明図である。
図中(1)B‥‥‥排水桝、(2)B‥‥‥本体、(3)B‥‥‥点検筒受口部、(4)B,(5)B‥‥‥本管受口部、(61)B‥‥枝流導入管受口部、(61)C‥‥合流部分、(62)B‥‥トラップ接続口、(7),(8)…枝流導入管、(12)‥‥‥U字トラップ
【図面】


訂正の要旨 (訂正の要旨)
実用新案登録第2542624号の明細書及び図面を、実用新案登録請求の範囲の減縮及び明瞭でない記載の釈明を目的として下記aのとおり、明瞭でない記載の釈明を目的として下記b?hのとおり訂正する。
a.明細書の実用新案登録請求の範囲の「上端に点検筒受口部を設けた本体の左右に一対の本管受口部を差出し、更に側方に枝流導入管受口部を差出し、下方にトラップ接続口を差出し、該トラップ接続口には水平方向に回動可能にU字トラップを接続し、該枝流導入管受口部にはトラップが介在する枝流導入管が接続され、該U字トラップにはトラップが介在しない枝流導入管が接続されることを特徴とする排水桝」を、
「上端に点検筒受口部を設けた本体の左右に一対の本管受口部を差出し、更に該本体の一方の側においては側方に枝流導入管受口部を差出しかつ本体底部から下方にトラップ接続口を差出し、本体底部の本流と枝流との合流部分および該トラップ接続口は点検筒受口部の内径範囲の内側に臨出しており、該トラップ接続口には水平方向に回動可能にU字トラップを接続し、該枝流導入管受口部にはトラップが介在する枝流導入管が接続され、該U字トラップにはトラップが介在しない枝流導入管が接続されることを特徴とする排水桝。」と訂正する。
b.明細書3頁5?15行の記載「本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、上端に点検筒受口部(3)Bを設けた本体(2)Bの左右に一対の本管受口部(4)B,(5)Bを差出し、更に側方に枝流導入管受口部(61)Bを差出し下方にトラップ接続口(62)Bを差出し、該トラップ接続口(62)Bには水平方向に回動可能にU字トラップ(12)を接続し、該枝流導入管受口部(61)Bにはトラップが介在する枝流導入管(7)が接続され、該U字トラップ(12)にはトラップが介在しない枝流導入管(8)が接続される排水桝(1)Bを提供するものである。」を、「本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、上端に点検筒受口部(3)Bを設けた本体(2)Bの左右に一対の本管受口部(4)B,(5)Bを差出し、更に該本体(2)Bの一方の側においては側方に枝流導入管受口部(61)Bを差出しかつ本体(2)B底部から下方にトラップ接続口(62)Bを差出し、本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは点検筒受口部(3)Bの内径範囲の内側に臨出しており、該トラップ接続口(62)Bには水平方向に回動可能にU字トラップ(12)を接続し、該枝流導入管受口部(61)Bにはトラップが介在する枝流導入管(7)が接続され、該U宇トラップ(12)にはトラップが介在しない枝流導入管(8)が接続される排水桝(1)Bを提供するものである。」と訂正する。
c.明細書3頁17行?4頁9行の「本考案の排水桝(1)Bは本体(2)Bの点検筒受口部(3)Bに点検筒(14)を接続し、該点検筒(14)は上端部を地面に開口させ、左右一対の本管受口部(4)B,(5)Bに上流側本管(9)、下流側本管(10)を夫々接続し、枝流導入管受口部(61)Bにはトラップが介在する枝流導入管(7)を接続しトラップ接続口(62)BにはU字トラップ(12)を介してトラップが介在しない枝流導入管(8)を接続する。この際枝流導入管(8)の接続位置に対応してU字トラップ(12)を水平方向に回動させる。点検時には点検筒(14)から本体(2)Bをのぞけば、本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分、U字トラップ(12)の接続部分が容易に観察出来る。」を、「本考案の排水桝(1)Bは本体(2)Bの点検筒受口部(3)Bに点検筒(14)を接続し、該点検筒(14)は上端部を地面に開口させ、左右一対の本管受口部(4)B,(5)Bに上流側本管(9)、下流側本管(10)を夫々接続し、該本体(2)Bの一方の側において、枝流導入管受口部(61)Bにはトラップが介在する枝流導入管(7)を接続しかつ本体(2)B底部のトラップ接続口(62)BにはU字トラップ(12)を介してトラップが介在しない枝流導入管(8)を接続する。この際枝流導入管(8)の接続位置に対応してU字トラップ(12)を水平方向に回動させる。本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは点検筒受口部(3)Bの内径範囲の内側に臨出しているので、点検時には点検筒(14)から本体(2)Bをのぞけば、本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)C、U字トラップ(12)の接続部分が容易に観察出来る。」と訂正する。
d.明細書5頁11行の「に差出される一対の本管受口部(4)B,(5)Bと、側」を、「に差出される一対の本管受口部(4)B,(5)Bと、該と該排水桝(1)Bの一方の側において側」と訂正する。
e.明細書5頁13?14の「該本体(2)B底部から差出される脚部(21)Bとからなる。」を、「該本体(2)B底部から差出される脚部(21)Bとからなり、第1図に示すように本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは該点検筒受口部(3)Bの内径範囲に臨出している。」と訂正する。
f.明細書6頁14?18行の「そして点検時には点検筒(14)から本体(2)Bをのぞけば、本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分、U時トラップ(12)の接続部分が容易に観察出来、点検、清掃に非常に便利である。」を、「そして本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分(61)Cおよび該トラップ接続口(62)Bは点検筒受口部(3)Bの内径範囲の内側に臨出しているので、点検時には点検筒(14)から本体(2)Bをのぞけば、本体(2)B底部の本流と枝流との合流部分、U時トラップ(12)の接続部分が容易に観察出来、点検、清掃に非常に便利である。」と訂正する。
g.明細書7頁11行に、「(61)C・・・・合流部分、」を挿入する。
h.第1図を、訂正図面のとおりに訂正する。
異議決定日 1999-12-24 
出願番号 実願平1-98148 
審決分類 U 1 651・ 121- YA (E03F)
最終処分 維持  
前審関与審査官 赤木 啓二  
特許庁審判長 村山 隆
特許庁審判官 鈴木 公子
木原 裕
登録日 1997-04-25 
登録番号 実用登録第2542624号(U2542624) 
権利者 アロン化成株式会社
東京都品川区東五反田一丁目22番1号
考案の名称 排水桝  
代理人 宇佐見 忠男  
代理人 宇佐見 忠男  
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