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審決分類 審判 訂正  訂正する B65D
審判 訂正 4項(134条6項)独立特許用件 訂正する B65D
審判 訂正 旧特126条1項1号 請求の範囲の減縮 訂正する B65D
管理番号 1035971
審判番号 訂正2000-39112  
総通号数 18 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 実用新案審決公報 
発行日 2001-06-29 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2000-09-26 
確定日 2000-11-27 
訂正明細書 有 
事件の表示 実用新案登録第2013753号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。   
結論 実用新案登録第2013753号に係る明細書を本件審判請求書に添付された訂正明細書のとおり訂正することを認める。
理由 I.請求の要旨
本件審判の請求の要旨は、実用新案登録第2013753号(昭和63年7月11日出願、平成6年4月6日設定登録)の明細書を審判請求書に添付した訂正明細書のとおり、すなわち、下記(1)ないし(8)のとおり訂正することを求めるものである。(以下、 「実用新案登録第2013753号の明細書」を、「実用新案登録明細書」といい、記載該当箇所はその公告公報によって示す。)
(1)実用新案登録請求の範囲の
「コードに多数の豆電球が取付けられた装飾電球用包装枠であって、コード収納用の凹溝と、該凹溝の側壁上縁にほぼ水平方向に連設された電球支持台と、該電球支持台の基部上側に突設されたフックと、前記電球支持台の先端部に連設され、箱の側壁に当接する補助板とを有し、剛性のある合成樹脂で一体的に形成された、装飾電球用包装枠。」
という記載を、
「コードに多数の豆電球が取り付けられた装飾電球用包装枠であって、コード収納用の凹溝と、該凹溝の側壁上縁にほぼ水平方向に連設された電球支持台と、該電球支持台の基部上側に突設された2つの凸片を1組として構成したフック及び電球支持台の中間部上側に突設された補助フックと、前記電球支持台の先端部に連設され、箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板とを有し、剛性のある合成樹脂一体的に形成された装飾電球用包装枠。」
と訂正する。
(2)実用新案登録明細書第2頁第3欄2?4行の
「該電球支持台の基部上面にフックを突設すると共に、前記電球支持台の先端に箱の側壁に当接する補助板」
という記載を、
「該電球支持台の基部上面に2つの凸片を1組として構成したフック及び前記電球支持台の中間部に補助フックを突設すると共に、前記電球支持台の先端に箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板」
と訂正する。
(3)実用新案登録明細書第2頁第3欄9?16行の
「該電球支持台の基部上面にフックを突設してあるので、上記従来の包装用枠と比較して、凹溝の側壁の高さ相当分だけコード収納部の容積が増大する。そして、フックの高さは従来の側壁と同等としておけば電球支持台と箱の蓋との間に広い空間が生じることもない。また、電球支持台の先端に箱の側壁に当接する補助板」
という記載を、
「該電球支持台の基部上面には2つの凸片を1組として構成したフックが、また、電球支持台の中間部には補助フックが突設してあるので、上記従来の包装用枠と比較して、凹溝の側壁の高さ相当分だけコード収納部の容積が増大し、これら2つの凸片を1組として構成したフック及び補助フックにより電球もしくはソケットの基部、及び電球やソケットの中央部が係止される。その結果、1つの電球に対し2ケ所で位置が規定され、所望の位置に収納固定される。そして、フックの高さは従来の側壁と同等としておけば電球支持台と箱の蓋との間に広い空間が生じることもない。また、電球支持台の先端に箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板」
と訂正する。
(4)実用新案登録明細書第2頁第4欄6?10行の
「また、剛性のある合成樹脂によって構成してあるのと共に、電球支持台3の先端に補助板5を連設してあるので、電球支持台3が箱に当接していなくとも電球支持台3の先端部が撓んで電球支持台3」
という記載を、
「また、電球支持台の基部上端に突設された2つの凸片を1組として構成したフックと電球支持台の中間部に突設された補助フックにより電球が2ケ所で規定され、電球の移動が防止できる。さらに、剛性のある合成樹脂によって構成してあるのと共に、電球支持台3の先端に箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板5を連設してあるので、電球支持台3の先端部が撓んで電球支持台3」
と訂正する。
(5)実用新案登録明細書第2頁第4欄13行の「この実施例では」という記載を削除する。
(6)実用新案登録明細書第2頁第4欄17行の
「尚、この実施例においては」
という記載を、
「また、」
と訂正する。
(7)実用新案登録明細書第2頁第4欄21?22行の
「見栄えがよいが、係る構造は必須要件ではない。」
という記載を、
「見栄えがよい。」
と訂正する。
(8)実用新案登録明細書第2頁第4欄33行の
「収納することができる。」
という記載を、
「収納することができる。さらに、フックと補助フックの二個所で保持されることになり、収納状態は一層安定し、また、電球支持台の先端に箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板を連設してあるので、電球支持台の先端が撓んで電球支持台と箱の蓋との間に広い空間が生じることもなく、電球が暴れる恐れもない。」
と訂正する。

II.当審の判断
1.訂正の目的の適否、新規事項の追加の有無及び拡張・変更の存否
訂正事項(1)は、実用新案登録明細書における実用新案登録請求の範囲に記載された「該電球支持台の基部上側に突設されたフックと.前記電球支持台の先端部に連設され、箱の側壁に当接する補助板」を「該電球支持台の基部上側に突設された2つの凸片を1組として構成したフック及び電球支持台の中間部上側に突設された補助フックと、前記電球支持台の先端部に連設され、箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板」に限定しようというものである。
この「該電球支持台の基部上側に突設された2つの凸片を1組として構成したフック及び電球支持台の中間部上側に突設された補助フック」は、実用新案登録明細書第2頁第3欄27?29行の「該電球支持台3、3の基部上側には2つの凸片を1組として構成したフック4が所定間隔で多数突設してある。」及び、同頁同欄33行の「図中7は電球支持台3の中間部上側に突設された補助フックである。」との記載に基づくものである。また、「前記電球支持台の先端部に連設され、箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板」は、実用新案登録明細書第2頁第3欄30?33行の「該補助板5は、箱6の側壁内側に当接するように、垂直となっていると共に、前記電球支持台3の上下方向に延びている。」との記載に基づくものである。
したがって、この訂正は、旧実用新案法第39条第1項第1号の実用新案登録請求の範囲の減縮を目的とするものである。
また、この訂正は、願書に添付した明細書に記載した事項の範囲内の訂正であり、実質上実用新案登録請求の範囲を拡張又は変更するものではない。
訂正事項(2)、(3)、(5)ないし(7)は、前記実用新案登録請求の範囲の訂正に伴って「考案の詳細な説明」における記載の整合性を図るために行うものであり、訂正事項(4)および(8)の「考案の効果」についての訂正は、実用新案登録明細書第2頁第4欄17?21行の「尚、この実施例においては補助フック7を設け、電球の中間部又はソケットを係止できるようにしたので、電球等はフック4と補助フック7の二個所で保持されることとなり、収納状態は一層安定し、展示した場合の見栄えがよい」及び、同頁同欄7 ?11行の「電球支持台3の先端に補助板5を連設してあるので、電球支持台3が箱に当接していなくとも電球支持台3の先端部が撓んで電球支持台3と箱の蓋との間に広い空間が生じることもなく、電球が暴れるおそれもない。」との記載に基づくものである。
したがって、これらの訂正は、旧実用新案法第39条第1項第3号の明りょうでない記載の釈明を目的とするものである。
また、これらの訂正は、願書に添付した明細書に記載した事項の範囲内の訂正であり、実質上実用新案登録請求の範囲を拡張又は変更するものではない。
2.独立実用新案登録要件
1)訂正後の考案
本件訂正後の考案は、審判請求書に添付された訂正明細書の実用新案登録請求の範囲に記載された前記(I-(1))のとおりのものである。
2)刊行物記載の考案
本件実用新案登録第2013753号に対する無効審判事件(平成8年審判第8905号)で引用された刊行物、「台湾実用新案公告第48410号の専利公報、同実用新案の願書、明細書及び図面」(以下、「刊行物1」という。)には、図1および図2を参酌すると、以下のようなことが開示されている。
(a)考案の名称を、クリスマスランプ包装容器の内部仕切収納具、としたもので、図1および図2を参酌すると、電線(c)に多数のガラスランプチュ-ブ(a)が取付られた装飾電球用の包装枠が記載されている。
(b)全体は、プラスチック材料によって一体成形したものである。
(c)プラスチック基盤(1)上には上縁部に多数の電線保持穴を形成した電線固定器(4)、(4)が対向して立設される。
(d)各電線固定器(4)、(4)の外側に延ばしたプラスッチック基盤(1)上には、各電線固定器(4)、(4)に対向するガラスランプチューブ固定器(3)、(3)が立設される。
(e)各ガラスランプチューブ固定器(3)、(3)の外側水平方向には、上面に多数のガラスランプチューブ収納用凹部(2)が形成される。
(f)ガラスチューブ収納凹部の外側端には、上方に延びる端板(6)、(6)が形成される。
(g)端板(6)、(6)はクリスマスランプを保護する作用を有する。
(h)収納具の使用法は、ガラスランプチューブ収納用凹部(2)に納めたガラスランプチューブ(a)の基部をガラスランプチューブ固定器(3)、(3)間に嵌入させて該固定器(3)の弾力によって固定する。ガラスランプチューブ(a)を保持したソケット(b)はガラスランプチューブ固定器(3)と電線固定器(4)の間に収め、ソケット(b)後端部から延出する電線(c)は電線固定器(4)、(4)の穴により保持したのち、対向する電線固定器(4)、(4)間に形成される凹状箇所内に収納する。(2図参照。)
同じく引用された刊行物、実公昭61-28783号公報(以下、「刊行物2」という。)には、図面と共に、以下のようなことが開示されている。
(i)装飾用電灯セットを収納する包装用箱の中仕切りに関するものであり、2列の凸部120、130に多数の凹部を設けて2列の凸部による電球保持部とし、二つの電球保持部を仕切間隔保持部161?163によって連設し、電球保持部の外側面下端に横方向に基板係止爪141を突設した構造を有するものである。中仕切りは、包装箱に装着して、基板係止爪141を基板の孔に嵌合させて取り付けられるものであり、電球保持部の2列の凹部に個々の電球を挟んで保持させ、リード線を左右の電球保持部の間に空間に収容するものである。
3)対比・判断
本件訂正後の考案と引用刊行物1および2に記載された考案とを対比すると、引用刊行物1および2には、そのいずれにも、「 電球支持台の基部上側に凸設された2つの凸片を1組として構成したフック及び電球支持台の中間部上側に突設された補助フックと、前記電球支持台の先端部に連設され、箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板」についての記載がなく、本件訂正後の考案は、引用刊行物1又は2に記載された考案であるとも、引用刊行物1又は2に記載された考案からきわめて容易に考案することができたものであるとも、さらに、引用刊行物1と2に記載された考案を組み合わせてきわめて容易に考案することができたものであるとも認められない。本件訂正後の考案は、「電球支持台の基部上側に突設された2つの凸片を1組として構成したフック及び電球支持台の中間部上側に凸設された補助フック」を有することにより、1つの電球を2ヶ所で保持することと、2つの凸片を1組としたフックによるフック作用により確実に固定されるので、運搬中にも電球やコードなどが移動したり、破損することがないといった格別の効果を奏する。また、本件訂正後の考案では補助板が上下方向に伸びているので、下方に伸びた部分によって、収納箱の底面から凹溝の深さ分だけ浮き上がって伸びている電球支持台が安定化するといった格別の効果がある。これらの効果は、引用刊行物1および2に記載された考案からは予測できないものである。
また、他に訂正後の本件考案が独立して実用新案登録を受けることができない理由を発見しない。
4)まとめ
以上のとおりであるから、訂正後の考案は、実用新案登録出願の際独立して実用新案登録を受けることができるものである。

III.むすび
したがって、本件審判の請求は、平成5年法律第26号附則第4条第2項の規定により読み替えて適用される旧実用新案法第39条第1項に掲げる事項を目的とし、かつ、同条第2項及び第3項の規定に適合する。
よって、結論のとおり審決する。
発明の名称 (54)【考案の名称】
装飾電球用包装枠
(57)【実用新案登録請求の範囲】
コードに多数の豆電球が取り付けられた装飾電球用包装枠であって、
コード収納用の凹溝と、
該凹溝の側壁上縁にほぼ水平方向に連設された電球支持台と、
該電球支持台の基部上側に突設された2つの凸片を1組として構成したフック及び電球支持台の中間部上側に突設された補助フックと、
前記電球支持台の先端部に連設され、箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板とを有し、
剛性のある合成樹脂一体的に形成された装飾電球用包装枠。
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、クリスマスツリー用の装飾電球のように、コードに多数の豆電球が取付けられた装飾電球を包装する為に使用される、装飾電球用包装枠に関するものである。
(従来の技術)
この種の装飾電球は、通常ボール紙製の箱に包装して運搬、販売されている。そして、装飾電球を直に箱へ収納すると、コードと豆電球が錯綜し、包装状態が雑然としてしまう。そこで、箱内に包装用枠を装着し、その枠に豆電球を係止させることにより整然とした包装送状態を得るようにしている。
そして、従来使用されているこの種の枠は、ボール紙製であって、第3図に示すような構成となっている。すなわち、1枚のボール紙11を屈曲させて2つの壁12を形成し、両壁12に挟まれた部分をコード収納部13とすると共に、前記壁12に形成した切り込みに豆電球14又はコードを係止させるようにしてある。
(考案により解決しようとする問題点)
ところで、上記従来の包装用枠においては、ボール紙を屈曲して形成してあるので、壁12の高さが低く、コード収納部13の容積が不足し、コードが該部からあふれる場合があった。そして、コードがあふれると収納状態が雑然とするのみならず、箱の蓋が閉めにくくなるという問題点もあった。
かかる問題点を解決する為には、壁12を十分な高さとしてコード収納部の容積を増せば良いのであるが、従来の構造のままで壁12の高さを増すことは困難であった。
すなわち、素材が剛性のないボール紙であるから、コード収納部13の底15と豆電球支持部16とは共に同一の高さとして箱17の底に当接させるようにしなければ、この包装用枠を箱17に安定よく装着することができない。そこで、底15と豆電球支持部16とを同一の高さとして壁12を高くすると、豆電球支持部16と箱の蓋との間に広い空間が生じ、収納された豆電球が運搬時の振動等によって暴れてしまい、収納状態が雑然としてしまうのである。
(問題点を解決する為の手段)
この考案は、コード収納用の凹溝の側壁上縁に、ほぼ水平な電球支持台を連接し、該電球支持台の基部上面に2つの凸片を1組として構成したフック及び前記電球支持台の中間部に補助フックを突設すると共に、前記電球支持台の先端に箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板を連設した構造とし、剛性のある合成樹脂で一体的に形成して装飾電球用包装枠としたものである。
(考案の作用)
この考案において、コード収納用凹溝の側壁上縁に電球支持台を連接し、該電球支持台の基部上面には2つの凸片を1組として構成したフックが、また、電球支持台の中間部には補助フックが突設してあるので、上記従来の包装用枠と比較して、凹溝の側壁の高さ相当分だけコード収納部の容積が増大し、これら2つの凸片を1組として構成したフック及び補助フックにより電球もしくはソケットの基部、及び電球やソケットの中央部が係止される。その結果、1つの電球に対し2ヶ所で位置が規定され、所望の位置に収納固定される。そして、フックの高さは従来の側壁と同等としておけば電球支持台と箱の蓋との間に広い空間が生じることもない。また、電球支持台の先端に箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板を連設したので、包装用枠は箱に安定した状態で装着される。
したがって、電球の暴れを未然に防止しつつコード収納部の容積を増大することができ、上記従来の問題点は解決される。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
(実施例)
第1図、第2図に示す包装用枠は合成樹脂製であって、コード収納用の凹溝1の両側壁2,2の上縁に水平な電球支持台3,3の基部が連設してあり、該電球支持台3,3の基部上側には2つの凸片を1組として構成したフック4が所定間隔で多数突設してある。また、前記電球支持台3の先端縁には補助板5が連設してある。該補助板5は箱6の側壁内側に当接するように、垂直となっていると共に、前記電球支持台3の上下方向に延びている。図中7は電球支持台3の中間部上側に突設された補助フックである。
この実施例の包装用枠を使用する場合、前記凹溝1内にコードを収納し、コードの電球8、又はソケット9との接続部を格別のフック4に係止させる。このとき、凹溝1のみならず凹溝1の両側に並ぶフック4,4間もまた、電球収納部と仕切られたコード収納部として機能するので、大きな容積の空間にコードを収納することができる。
したがって、従来の包装用枠のようにコードがコード収納部の上に盛り上がり、収納状態が雑然としたり、箱の蓋が閉めにくくなったりする虞れはなく、コードを整然と収納することができる。
また、電球支持台の基部上端に突設された2つの凸片を1組として構成したフックと電球支持台の中間部に突設された補助フックにより電球が2ヶ所で規定され、電球の移動が防止できる。
さらに、剛性のある合成樹脂によって構成してあるのと共に、電球支持台3の先端に箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板5を連設してあるので、電球支持台3の先端部が撓んで電球支持台3と箱の蓋との間に広い空間が生じることもなく、電球が暴れるおそれもない。更に、包装用枠は箱に安定した状態で装着されることとなる。特に補助板5を電球支持台3の上にも延ばしたので箱の蓋の箱内への落ち込みを防止することができ、運搬中等における箱ないしは電球の破損を未然に防止することができる。
また、補助フック7を設け、電球の中間部又はソケットを係止できるようにしたので、電球等はフック4と補助フック7の二個所で保持されることとなり、収納状態は一層安定し、展示した場合の見栄がよい。
(考案の効果)
この考案によれば、コード収納用の凹溝の上縁に電球支持台を連設し、該電球支持台の基部上側にフックを突設したので、凹溝部分及び対向フック間の空間が実質的にコード収納部として機能する。すなわち、従来の包装用枠と比較して凹溝の容積分だけコード収納部が増大することとなる。
したがって、コードが包装用枠の上方に盛り上がってあふれることがなく、箱の蓋を閉めにくくなるおそれもなく、装飾用電球を整然と、見栄え良く収納することができる。さらに、フックと補助フックの二個所で保持されることになり、収納状態は一層安定し、また、電球支持台の先端に箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板を連設してあるので、電球支持台の先端が撓んで電球支持台と箱の蓋との間に広い空間が生じることもなく、電球が暴れる恐れもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の正面図、第2図は同じく一部を拡大した斜視図、第3図は従来例の正面図である。
1……凹溝、2……側壁、3……電球支持台、4……フック、5……補助板、6……箱、7……補助フック。
訂正の要旨 訂正の要旨
実用新案登録第2013753号考案の明細書(以下、実用新案登録明細書といい、記載該当箇所はその公告公報によって示す)を、
(A)実用新案登録請求の範囲の減縮を目的として、
「コードに多数の豆電球が取付けられた装飾電球用包装枠であって、コード収納用の凹溝と、該凹溝の側壁上縁にほぼ水平方向に連設された電球支持台と、該電球支持台の基部上側に突設されたフックと、前記電球支持台の先端部に連設され、箱の側壁に当接する補助板とを有し、剛性のある合成樹脂で一体的に形成された、装飾電球用包装枠。」
という記載を、
「コードに多数の豆電球が取り付けられた装飾電球用包装枠であって、コード収納用の凹溝と、該凹溝の側壁上縁にほぼ水平方向に連設された電球支持台と、該電球支持台の基部上側に突設された2つの凸片を1組として構成したフック及び電球支持台の中間部上側に突設された補助フックと、前記電球支持台の先端部に連設され、箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板とを有し、剛性のある合成樹脂一体的に形成された装飾電球用包装枠。」
と訂正する。
(B)明りょうでない記載の釈明を目的として、
1)実用新案登録明細書第2頁第3欄2?4行の
「該電球支持台の基部上面にフックを突設すると共に、前記電球支持台の先端に箱の側壁に当接する補助板」
という記載を、
「該電球支持台の基部上面に2つの凸片を1組として構成したフック及び前記電球支持台の中間部に補助フックを突設すると共に、前記電球支持台の先端に箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板」
と訂正し、
2)実用新案登録明細書第2頁第3欄9?16行の
「該電球支持台の基部上面にフックを突設してあるので、上記従来の包装用枠と比較して、凹溝の側壁の高さ相当分だけコード収納部の容積が増大する。そして、フックの高さは従来の側壁と同等としておけば電球支持台と箱の蓋との間に広い空間が生じることもない。また、電球支持台の先端に箱の側壁に当接する補助板」
という記載を、
「該電球支持台の基部上面には2つの凸片を1組として構成したフックが、また、電球支持台の中間部には補助フックが突設してあるので、上記従来の包装用枠と比較して、凹溝の側壁の高さ相当分だけコード収納部の容積が増大し、これら2つの凸片を1組として構成したフック及び補助フックにより電球もしくはソケットの基部、及び電球やソケットの中央部が係止される。その結果、1つの電球に対し2ケ所で位置が規定され、所望の位置に収納固定される。そして、フックの高さは従来の側壁と同等としておけば電球支持台と箱の蓋との間に広い空間が生じることもない。また、電球支持台の先端に箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板」
と訂正し、
3)実用新案登録明細書第2頁第4欄6?10行の
「また、剛性のある合成樹脂によって構成してあるのと共に、電球支持台3の先端に補助板5を連設してあるので、電球支持台3が箱に当接していなくとも電球支持台3の先端部が撓んで電球支持台3」
という記載を、
「また、電球支持台の基部上端に突設された2つの凸片を1組として構成したフックと電球支持台の中間部に突設された補助フックにより電球が2ケ所で規定され、電球の移動が防止できる。さらに、剛性のある合成樹脂によって構成してあるのと共に、電球支持台3の先端に箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板5を連設してあるので、電球支持台3の先端部が撓んで電球支持台3」
と訂正し、
4)実用新案登録明細書第2頁第4欄13行の「この実施例では」
という記載を、削除し、
5)実用新案登録明細書第2頁第4欄17行の
「尚、この実施例においては」
という記載を、
「また、」
と訂正し、
6)実用新案登録明細書第2頁第4欄21?22行の
「見栄えがよいが、係る構造は必須要件ではない。」
という記載を、
「見栄えがよい。」
と訂正し、
7)実用新案登録明細書第2頁第4欄33行の
「収納することができる。」
という記載を、
「収納することができる。さらに、フックと補助フックの二個所で保持されることになり、収納状態は一層安定し、また、電球支持台の先端に箱の側壁に当接するように垂直となっていると共に、前記電球支持台の上下方向に伸びている補助板を連設してあるので、電球支持台の先端が撓んで電球支持台と箱の蓋との間に広い空間が生じることもなく、電球が暴れる恐れもない。」
と訂正する。
審決日 2000-11-08 
出願番号 実願昭63-92372 
審決分類 U 1 41・ 811- Y (B65D)
U 1 41・ 856- Y (B65D)
U 1 41・ 813- Y (B65D)
最終処分 成立  
特許庁審判長 村本 佳 史
特許庁審判官 佐藤 雪 枝
鈴木 美知子
登録日 1994-04-06 
登録番号 実用新案登録第2013753号(U2013753) 
考案の名称 装飾電球用包装枠  
代理人 高橋 詔男  
代理人 志賀 正武  
代理人 志賀 正武  
代理人 高橋 詔男  
代理人 棚井 澄雄  
代理人 鈴木 三義  
代理人 棚井 澄雄  
代理人 鈴木 三義  
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