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審決分類 審判    A47B
管理番号 1041553
審判番号 新実用審判1999-40024  
総通号数 20 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 実用新案審決公報 
発行日 2001-08-31 
種別 無効の審決 
審判請求日 1999-11-08 
確定日 2001-06-28 
事件の表示 上記当事者間の登録第3047234号実用新案「簡易卓脚折り畳み固定器」の実用新案登録無効審判事件について、次のとおり審決する。   
結論 実用新案登録第3047234号の請求項1及び2に係る考案についての実用新案登録を無効とする。 審判費用は、被請求人の負担とする。
理由 第一 本件考案
本件登録実用新案第3047234号の請求項1及び2に係る考案(平成9年9月18日出願、平成10年1月14日設定登録)は、明細書及び図面の記載から、その実用新案登録請求の範囲の請求項1及び2に記載されたとおりの次のものと認める。
「【請求項1】 卓板底部に装着された固定ホルダーと卓脚側面に装着された転動器及びこれら二部品を穿通する軸桿等の部品から形成され、U形の固定ホルダーにはそれぞれ垂直に曲設した端片が延設されており、卓板の底部の端角に螺設され、U形構造部の一側面中央には軸孔、反対側の面には長孔が設置されており、その両孔の開口部よりにはそれぞれ穿孔が設置されていて、栓軸及び軸桿枢結できるようになっており、また卓脚上に装着された
転動器はその底板の両端に相対する凸片が上方向に突出し、固定ホルダーの両U形外縁部に挟装され、長孔の側の凸片の弧縁上の適当な位置にはそれぞれ凹陥した定置溝が設置されていて転動器が一定の角度に転動すると固定ホルダー中央に穿通された軸桿が溝に挿嵌され定位置に押止され、卓脚の折曲または縦立時の転動定位置になり、また固定ホルダーの長孔の側、内板面上方には掛合爪とそれに掛かるスプリングが設置されており、スプリングの一端は、スプリングの弾性によって定置溝に押止されて、転動器が転動した後の定位置を安定させ揺動の発生を防ぐ軸桿に掛けている、ことを特徴とする簡易卓脚折り畳み固定器。
【請求項2】 転動器の底板中央に、円筒状の卓脚と直接装着するためのねじ穴が貫穿されている、ことを特徴とする請求項1に記載の簡易卓脚折り畳み固定器。」

第二 当事者の主張
一 請求人の主張
請求人は、本件請求項1に係る考案は、先願に係る実用新案登録第3046509号の請求項1に係る考案と同一であり、実用新案法7条1項の規定に該当して実用新案登録を受けることができないものであるので、同37条1項2号により、無効とされるべきものである旨主張している。なお、請求項2に係る考案については特に言及がされていない。
さらに、本件請求項1及び2に係る考案は その実用新案登録が考案者でない者であってその考案について実用新案登録を受ける権利を承継しないものの実用新案登録出願に対してなされたものであり、同37条1項5号により、無効とされるべきものである旨主張している。
甲第1号証:実用新案登録第3047234号の原簿の写し
甲第2号証:実用新案登録第3047234号公報
甲第3号証:実用新案登録第3046509号の原簿の写し
甲第4号証:実用新案登録第3046509号公報

二 被請求人の主張
本件審判請求について、被請求人には、審判請求書副本を送達し、期間を指定して、答弁書を提出する機会を与えたが、被請求人からは何らの応答もされていない。さらに、後述における当審からの無効理由通知に対しても、何らの応答がされていない。

第三 当審での検討
一 無効理由通知
平成12年8月14日付けで当審により、請求人が提出した甲第4号証刊行物を引用例として、本件請求項1及び2に係る各考案は、何れも実用新案法3条の2の規定に違反してなされたものであり、実用新案登録を受けることができない旨の無効理由が通知された。

二 引用刊行物
請求人が甲第4号証として提出し、無効理由通知の引用例に用いられた、実用新案登録第3046509号の登録実用新案公報(出願日、平成9年7月1日、登録日、平成9年12月17日、公報発行日、平成10年3月10日)によると、考案者は山本年哉であり、考案の名称を「テーブルにおける折りたたみ脚の連結金具」とする考案が記載されている。そして、本件請求項1及び2に係る考案の出願の時における、その出願人は山本年哉である。

三 本件請求項1に係る考案と引用刊行物に記載された考案との対比、検討
本件請求項1に係る考案は、その出願の日前の出願であって、その出願後に発行された上記引用刊行物である実用新案掲載公報の、他の実用新案登録出願の願書に最初に添付した明細書又は図面に記載された考案と同一であると認められる。しかも、本件請求項1に係る考案の考案者が上記他の実用新案登録出願に係る考案の考案者と同一であるとも、本件請求項1に係る考案の出願の時において、その出願人が上記他の出願の出願人と同一であるとも認められない。
したがって、本件請求項1に係る考案は実用新案法3条の2の規定に違反してなされたものであり、実用新案登録を受けることができない。

四 本件請求項2に係る考案と引用刊行物に記載された考案との対比、検討
本件請求項2に係る考案は、その出願の日前の出願であって、その出願後に発行された上記引用刊行物である実用新案掲載公報の、他の実用新案登録出願の願書に最初に添付した明細書又は図面に記載された考案と同一であると認められる。しかも、本件請求項2に係る考案の考案者が上記他の実用新案登録出願に係る考案の考案者と同一であるとも、本件請求項2に係る考案の出願の時において、その出願人が上記他の出願の出願人と同一であるとも認められない。
したがって、本件請求項2に係る考案は実用新案法3条の2の規定に違反してなされたものであり、実用新案登録を受けることができない。

第四 むすび
以上、本件請求項1及び2に係る考案は、実用新案法37条1項2号の規定に該当し、無効とすべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
審理終結日 2001-01-17 
結審通知日 2001-01-30 
審決日 2001-02-14 
出願番号 実願平9-8840 
審決分類 U 1 111・ 161- Z (A47B)
最終処分 成立  
特許庁審判長 幸長 保次郎
特許庁審判官 杉浦 淳
鈴木 公子
登録日 1998-01-14 
登録番号 実用新案登録第3047234号(U3047234) 
考案の名称 簡易卓脚折り畳み固定器  
代理人 内山 正雄  
代理人 林 宏  
代理人 大塚 貞次  
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